1.花は櫻 君は美し

作詞:水野良樹
作曲:水野良樹

花は櫻 君は美し
春の木漏れ日 君の微笑み
冬が終わり 雪が溶けて
君の心に 春が舞い迂む

窗をたたく強い雨はまだ續くと
ラジオから流れる聲が伝えています
電話から聞こえた聲は泣いていました
忘れたはずの懷かしい聲でした
君はまた もう一度
あの頃に戾りたいのでしょうか
春を待つ つぼみのように
僕は今 迷っています
花は櫻 君は美し
春の木漏れ日 君の微笑み
冬が終わり 雪が溶けて
君の心に 春が舞い迂む

變わらぬ街の景色が教えるのは
ひとつだけここに足りないものでした
「いつもの場所」と決めていた驛の前
搖れ動く心が僕を急がせます
僕はまた もう一度
君の手を握りたいのでしょうか
春を抱く かすみのように
僕は今 搖らいでいます
花は香り 君はうるわし
水面に浮かぶ 光が踴る
風が騷ぎ 街は色めく
僕の心は 春に戶惑う

春はまた もう一度
この花を笑かせたいのでしょうか
僕を待つ 君の傘が
あの驛に 開いています
花は櫻 君は美し
春の木漏れ日 君の微笑み
時に燃える 春の吐息
二人の時が 春に重なる
花は櫻 君は美し
春の木漏れ日 君の微笑み
冬が終わり 雪か溶けて
僕の心に 春が舞い迂む


2.最後の放課後

作詞:山下穗尊
作曲:山下穗尊

最初からわかってたこと いつかこの場所を去ること
氣付いたら三年間の思い出が淚で滲む
いつかのあたしたちは「今日」を目指してきたけれど
こんなにも切ないなんて正直想像しなかったよ
當たり前の場所が過去になる
君と初めて出逢った
ありふれた出逢い 奇蹟になる
この教室も あのロッカ一も
君の笑顏も…

君から何か伝えてよ あたし 何も喋れないから…
いつからかずっと君の背中を目で追っていたんだよ
君が氣付いていないこと あたし分かってもいたけど
今日で最後の放課後にあたし 強くなるよ

どうしてか捨てられずに 今日も大切に持ってる
君にもらったメッセ一ジ 今はあたしのお守りで
小さなメモの隅に走り書きされた言葉が
この日までいつもずっとあたしを助けてくれたんだよ
あの日何氣なく君を見た
夕日に染まるバス停
聲をかけられずに 佇んだ
その瞬間に その一瞬に
心が爆ぜた

あたしから君に伝えるよ 二度とここで逢えないから…
どんな日もいつか君にその答え知って欲しかったよ
君が氣付いてくれること あたし 祈ってはいたけど
どうしても屆かなくて 心 苦しかったの
今から君に伝えるよ どうか はぐらかさないでね
本當はいつもいつも あなたのこと 想ってたんだよ
何を言葉にすればいいのかもまだわかってないけど
今日で最後の放課後にあたしから伝えるよ
あたしから伝えるよ